生産者

■ 生産者(ブリーダー)は、繁殖牝馬を所有し、配合を検討、種付けをして、競走馬を生産します。

その後、競走馬は0~1歳頃にセリや庭先取引などで馬主へと渡る。競走馬の入厩時期はおおよそ2歳春~3歳春頃で、厩舎スタッフや騎手たちとのチームワークで競走生活を盛り上げていく。また、獣医や装蹄師、輸送業者、飼料業者など、1頭の馬に多くの人たちがかかわるのだ。 


競馬をとりまく人々

■ マーケットブリーダー
生まれた仔馬を売却し、利益を得る生産者のことです。必ずしも「優秀な競走馬」でなくとも「売れる仔馬」を生産することが重要であるため、「既製品」といったイメージの、画一的な血統で面白味のない仔馬になりがち、という批判もあります。

競走馬を生産、育成して、主に馬を売却することを目的にしている牧場。これに対して主に自分が馬主として競馬に使用することを目的に競走馬を生産する生産者をオーナーブリーダーという。


■ オーナーブリーダー
生まれた仔馬を自らの名義で所有し競走馬としてレースに出走させる、生産者兼馬主のことです。他者の評価を気にせず、自分の好みや信念を貫いた「オーダーメイド」血統の仔馬を走らせることはハイリスクを伴います。しかしその成果が上がり、優秀な競走馬が現れるときは、新しい血統の道が拓かれるときであり、長い目で見ればサラブレッドの発展に大きく貢献することになります。

1年間にもっとも多くの入着賞金を獲得した生産者をリーディングブリーダーという。


■ 生産者が受け取れる賞金
重賞や特別レースで生産者が5着(平場競走では3着)までに入着した場合、生産者には生産牧場賞、繁殖牝馬所有者賞が交付される。

競馬投資PRONET

生産牧場

■ サラブレッドを生産、育成して、せり市場か、個人の購買に応じて売却することを目的にしている牧場。繁殖用の牝馬を数頭または多数所有して、種牡馬を交配、生まれた仔馬を1歳の秋ごろまで育てるのが普通だが、オーナーブリーダーといって、馬主が牧場を持ち、生産した馬を自分で出走させる場合もある。


■ 馬の生産牧場での1日
馬の生産牧場のほとんどは、北海道の日高地方に集中しています。一口に生産牧場といっても、家族だけで経営する小規模な牧場から、有名馬を続々と送り出す大規模な企業まで実にさまざまです。

ここでは、ごく標準的な生産牧場の1日を紹介しましょう。


★6:00~(仕事スタート)
夜間放牧をしている1歳馬の集牧から仕事が始まります。厩舎に戻ると、朝のミーティング。馬長から、その日の作業の指示を受けます。
ミーティングが終ると、放牧です。夜間放牧の体力がついていない一歳馬や生まれたばかりの馬、母馬を放牧地に連れていきます。馬をひきながら、歩く様子や息遣いを観察し、異常がないかをチェックします。


★8:00~
夜間放牧をしていた馬たちが熱を出していないか、怪我をしていないか、細かく調べます。
また、寝転ぶことが多いため、身体の表面や蹄鉄の裏についた泥や草をきれいにふき取りとってやります。こうした作業を毎日体験することにより、馬は人間に触れられることを嫌がらないようになります。
午前中のうちに、放牧に出た馬の場房の掃除もしておきます。


★12:00~
種付けの当番になると、種付けにつれていく牝馬の手入れに取り掛かります。生まれてはじめての馬運車、数多くの知らない馬と接する環境…種付は、実にいろいろなことを教える機会となります。

馴致(じゅんち)といって、上場馬(セリに出す馬)の引き運動を行ないます。正しい姿勢で立てるように、まっすぐ歩くことができるようにすることで、セリの際の印象がよくなります。


★15:00~
ふたたび集牧と放牧。放牧していた馬を厩舎に戻し、夜間放牧をする馬を外へ。放牧中に怪我をしたりしていないか、綿密にチェックします。1日の最後は、全員で顔を合わせて、その日の報告を行ない、翌日の予定を確認します。一般的には、17時頃までには、ひととおりの仕事が終ります。