JRA職員

■ JRA職員は、2つの仕事を持っています。ウィークデーには、所属する部署で競馬開催に向けての「平常業務」にあたります。そして、土・日の競馬開催日には、所属部署とは別の執務体制のもと、競馬場やウインズで「開催業務」に携わります。


★総合職:事務職
中央競馬開催に欠かせない競走部・審判部や、お客様へ情報サービスを提供する広報部、馬事文化の発展に努める馬事部、国際交流を進める競馬国際化対応会議などの仕事があります。
その他、組織運営を支える総合企画部や経理部・総務部・人事部といった他企業でも見られる部門があります。


★総合職:技術職
技術職には建築、設備、馬場土木の3分野があり、全国各地の競馬場、ウインズ、トレーニング・センターなどの設維持管理、工事の設計監理等を行ないます。大学の技術系学科を卒業している必要があります。


★総合職:獣医職
臨床獣医職と研究職があります。臨床獣医職は競走馬の病気・外傷を治療する診療業務や予防注射・入厩検疫を行う防疫業務を担当。研究職は、競走馬全般に関する調査・研究に携わります。
いずれも大学の獣医学科を卒業している必要があります。


★エリア限定職
勤務地域が限定された事務職。業務内容は、定型的・補助的なものが中心となりますが、それぞれの部署における専門知識・スキルの習得が求められます。


JRA

その他

■ 装蹄師
馬の蹄に蹄鉄を打つ職人で、伸びた蹄を削る「削蹄」も行ないます。また蹄の状態をチェックすることで病気を発見したり、調子を見ることもできる、蹄のエキスパートです。

各々の馬の走り方や蹄の特徴から様々な試行錯誤が行なわれ、競走馬たちの走りを支えます。蹄の削り方ひとつで歩様の調整や脚の曲がりを矯正することもできますが、逆に削蹄が悪いと脚元に負担がかかり、故障の原因になることもあるため、高度な技術と経験を要する仕事です。

装蹄師認定講習会を受講して認定試験に合格後、実際に開業している装蹄師に弟子入りして経験を積むのが一般的です。馬が暴れて危険な目に遭うこともしょっちゅうですし、中腰作業が多く、体力・根気の要る仕事です。しかし、競走馬の脚は騎乗する騎手の命にも関わる重要な部分ですから、馬が無事に力の限りを尽くせる走りができたときの達成感は、何物にも代え難い喜びとなります。


■ トラックマン
競馬専門紙の記者のことです。部外者立ち入り禁止のトレセンに出入りすることができ、現場で馬の調教を取材します。関係者のなまの声を聞いたり、調教タイムなどを測定して、紙面に予想の印を打ちます。

調教取材をする競馬専門紙の記者のことです。トラックマンは通常2班に別れて情報収集します


■ 時計班(ウォッチマン)
競馬場やトレセンで行なわれる調教のタイムを計り、走りの印象などをチェックします。


■ 想定班
競走馬の関係者に取材を行います。日頃から顔を売っておくことが重要で、調教が終わった後の厩舎回りは欠かせません。レース後のコメントを取るのも仕事です。 そうして得た情報や、そこから組み立てた予想を紙面に掲載します。トラックマンは必ずしも所属する専門紙の正社員とは限らず、競馬評論家や騎手エージェントを兼任する場合もあります。


■ 競馬記者
日刊・夕刊・スポーツ紙の競馬担当記者のことですが、トラックマンと混同されることも少なくありません。現場班が集めた情報をデスクがまとめて予想する、という流れで紙面を作ります。特別・重賞レースの記事がほとんどですから、専門紙のトラックマンとは取材の規模が異なります。

美浦・栗東の両トレーニング・センターで、取材をしている競馬予想専門紙の記者のこと。その仕事の内容としては、早朝より、調教スタンドから追い切りを見て調教タイムを計測したり、その調教内容を伝える「取材班」と、関係者のコメントを得るためにきゅう舎を駆け回り、その週の出走予定馬の調子を取材したりする「想定班」の2つに分けられる。早朝勤務で、且つ競馬開催に伴う出張が多く、多忙な毎日を送っている。


■ 開催執務委員
競馬を開催するため必要な委員で、委員長、副委員長、裁決委員、走路監視委員、決勝審判委員、ハンデキャップ作成委員、検量委員、発走委員、馬場取締委員、獣医委員、整理委員、総務委員、情報管理委員、広報委員、施設委員、勝馬投票委員、来場促進委員をいう。各委員の設置は、政令で定められており、出馬表(レーシング・プログラム)表示されている。


■ 決勝審判
到達順位の判定、到達差及び決勝線に到達した馬の競走に要した時間を決定する執務員のこと。


■ 裁決委員
着順の確定、走行妨害の申立ての裁決、出走馬または騎手に対する保安措置と制裁及び競馬の公正を害すべき行為の取締りに関する事務を行なう執務委員。


■ 競馬サークル
馬主、生産者、厩舎関係者(調教師、調教助手、騎手、厩務員、装蹄師、獣医ら)、中央競馬会およびその外郭団体の職員をひとまとめにして「競馬サークル」と呼ぶ。最近では、これに競馬ジャーナリズム(競馬評論家、競馬記者、トラックマンら)も加えて、もっと広い意味で「競馬サークル」と呼ぶことが一般的になった。